赤ちゃんの食べる練習はもちろん、食生活のリズムを整えたり、食べる楽しみを教えたり、味覚も育てていく大切な離乳食。特に初めての子どもだと、気合も入りますよね! 市販のベビーフードも手軽で目がいっちゃうけど、できれば手作りにこだわりたい…そんなママパパも多いのでは? そこで手作り離乳食に欠かせないのが“だし”の存在です。和食の基本でもある和風だしは、離乳食作りにこそ使いたい天然調味料。「だしを取るのは大変そう」と思われがちですが、そんなことはありません。熱湯を注ぐだけ、水に浸けておくだけ。たったこれだけで美味しいだしが取れちゃうんです♪
実は赤ちゃんの味覚は大人より敏感。市販の風味・旨味調味料では味が濃く、塩分が強すぎるので、赤ちゃんの内臓に負担がかかって大変! その点、素材の旨味・風味を活かした天然だしなら、美味しい&体にやさしくて赤ちゃんもパクパク。カンタン・便利・フリージングOK! ゴックン期~モグモグ期まで大活躍します。安心・安全・愛情たっぷりのお手軽だし取りにチャレンジしてみてくださいね。
だし汁はこんな使い方も!
パサついて食べにくいメニューに少量ずつだし汁を加えましょう。混ぜてあげれば食べやすくなりますよ。
熱湯を注ぐだけで風味豊かにできあがり! ベビーかつおだし
〈材料〉
削り節…小さじ1
熱湯…1/2カップ
茶漉し
〈作り方〉
茶漉しに削り節をいれ、熱湯をサッと注ぎましょう。赤ちゃんには薄味で十分です。
昆布のうま味をお手軽に♪ ベビー昆布だし
〈材料〉
昆布…2cm角を1枚
水…1/2カップ
〈作り方〉
昆布の表面の汚れを布きんで拭き取ったら、1時間ほど水に漬けます。使用するときは必ず加熱してくださいね。
簡単! 野菜スープだしもおすすめ
〈材料〉
キャベツ…2枚
玉ねぎ…1/4個
にんじん…50g
水…2カップ
※そのほか、小松菜やしいたけ、大根、かぶ、ブロッコリーなどアクの少ない野菜ならなんでも使えます。
〈作り方〉
1 野菜は角切りやいちょう切りで、小さめに刻む。
2 鍋に水を入れ、1を入れます。中火にかけて煮立ってきたら弱火にし、20分ほど煮たら濾す。
3 スープは冷ましたら製氷器に入れる。だし汁や野菜スープは製氷器で凍らせておきましょう。
ポイント
・時間があるときにたっぷり作っておけば、いつでも手軽に使えて便利!
・濾した野菜はフォークやブレンダーなどで潰して同じく製氷器で凍らせておきましょう。中期ならツブツブ、後期なら粗みじんの大きさにして凍らせておけば、おかゆなどに混ぜて食べさせられますよ。
たくさん作ったら、フリージング保存しよう!
たっぷり作っただしは、製氷器に流し込んで凍らせましょう。凍っただし氷を保存袋に入れるなどして冷蔵庫保存しておけば、使いたい分だけ解凍して使えるのでとっても便利ですよ。